当クリニックで行っている治療・検査

心電図検査

心臓は一日十万回拍動します。心臓の拍動は筋肉の伸び縮みで起こるので、そのたびに電気が心臓に流れます。その電気信号を体の表面から読み取ったものが心電図波形です。心筋梗塞や不整脈、その他の心疾患ではこの波形に異常がでます。
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ホルター心電図検査

心臓病はその症状が出ているときに検査をしないと異常が分からない場合が多く、特に不整脈は診察時に出ていないと診断ができません。ホルター心電図は下図のように心電図をお体に取り付け、通常24時間、日常生活を送っていただきながら心電図を記録する検査です。動悸などの症状をメモに記録していただき、症状と心電図の波形を照らし合わせることにより正確な診断が可能となります。
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自由行動下24時間血圧測定(ABPM)

血圧は様々な状況により変化します。緊張したり、感情が不安定だったりすると血圧が上がるのは皆さんよく経験するところだと思います。血圧は一日のうち、通常日中が高く、夜睡眠中は低くなります。この日内リズムが乱れ、夜間、逆に血圧が上がる人がいます。そういう人は将来、心血管病になりやすいことが分かっており、その異常な日内リズムを是正しやすいお薬が選ばれます。ABPMはそのような異常を同定する検査で、下図のような携帯型の血圧計を装着していただき、24時間、日常生活を送っていただきながら30〜60分おきに血圧を記録します。
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心臓超音波検査

心臓は1日に1万回、拍動する動的な臓器です。心臓超音波検査はその動きをリアルタイムに観察できる検査です。痛みも被爆もなく、全く人体に害がない検査で、多くの心臓疾患の診断・治療効果の評価に使用されます。当院では最新式の心臓超音波装置を備えており、その威力を発揮しています。
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血管年齢検査(血管内皮機能:FMD)

血管老化度の測定法は数多くありますが、この「血管内皮機能」はすでに動脈硬化になってしまう前の血管のしなやかさを測定する方法で、この方法により将来の血管老化の速度を予想することができると言われています。
この検査で分かる「血管内皮機能」は将来の心血管病の起こりやすさを予測することができると言われています。fmd

検査の手順は以下の通りです。
① 10分以上、横になっていただき安静にします。
② 横になったまま検査が始まります。
③ まず、血圧計を右の二の腕にまきます。
④ その後、腕(上腕)の動脈を超音波でみて、サイズを計測します(上図A)。
⑤ 血圧計を加圧し、5分間そのままにします(正座をしたときのような状態です。正座の時、それをほどいたときのようなしびれがあるかもしれませんが、害はありません)
⑥ 血圧計から急速に空気を抜いて、その後2分ほど、血管のサイズをビデオに撮影します(上図B)
通常、1分をピークに血管は広がり、その後縮んでいきます(図C、水色の線)。その最大の広がり具合は年を取るにつれ小さくなります。
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頚動脈超音波

体の血管の中で、簡便に動脈硬化をみることができる場所が頚動脈です。頚動脈の動脈硬化病変は脳梗塞の原因として重要ですので、症状がなくても、将来の脳梗塞発症を予防するために、手術の対象になる場合があります。

頚動脈エコー検査では、Aのように超音波プローベ(超音波を発し、感知する部品)を首に当てることにより、右図のような画像が得られます。Bには、コレステロールがこびりついた動脈硬化プラークにより、頚動脈が狭くなっている様子を示しています。Cでは、造影CTで観察できた同じ場所の動脈硬化プラークです。造影CTは、造影剤を注射することによるアレルギー反応と放射線による被曝が問題になりますが、超音波は無害です。
Bのような動脈硬化プラークで動脈が70%以上狭窄している場合、手術によりプラークを取り除くことが脳梗塞の予防となることが証明されているため、この検査による判定は大切です。
当院では、頚動脈硬化性疾患の豊富な診療経験を有する医師・血管診療技師がこの検査を担当します。
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下肢血管超音波

足の症状でお困りの方は大変多くいらっしゃいます。ときおり、正しい診断がされておらず、そのため的外れな治療を受けておられる方をおみかけいたします。
抗加齢血管内科では、下肢の血管の病気を正しく診断できる下肢血管超音波検査を行っています。
特に、「エコノミークラス症候群」の原因となる「下肢深部静脈血栓症」、足の血管が浮き出てくる「下肢静脈瘤」の診断には、下肢超音波検査は必須です。

「静脈疾患」
深部静脈血栓症
(「急に片足だけ腫れていたい」「足が片足腫れたあと皮膚が黒くなり皮がむけてきた」など)
>超音波で適切に診断し、血液をサラサラにする薬物療法を行います。
「動脈疾患」
  末梢動脈疾患
(「歩くと足が痛くなる」「片足だけ冷たい」など)、糖尿病性足壊疽(長い糖尿病歴があり足の色が悪い」)
  >薬物療法、必要に応じ血管外科と手術について相談します。
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腎動脈超音波

動脈硬化は腎臓につながる腎動脈にもおきます。高血圧患者さんの何%かは、腎動脈が狭窄していることが原因である場合があり、適切に診断され腎動脈を広げる治療により高血圧の薬を飲む必要がなくなる場合もあります。

従来、腎動脈狭窄の診断は、血管に管(カテーテル)を入れて造影剤を注入して検査する血管造影や、同様に造影剤を注射して写真を撮影する造影CTが必要でした。しかし最近になって、無害な検査である超音波で腎動脈の狭窄病変が分かるようになってきました。
Aのように、通常の腹部エコーと同様にプローベ(超音波を発し、感知する部品)をお腹にあて、Bのように腎動脈を描出します。そこの血流速度を測定することにより(狭くなれば血流は速くなります)、腎動脈の狭窄を診断します。
腎動脈狭窄による高血圧と診断された場合、血管カテーテルを使い狭くなった腎動脈を広げる治療を行います。
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