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人の体内では、つねに活性酸素が生成されており、人間が本来体内に備え持つ「抗酸化力」だけでは足りないと病気になってしまいます。そこで大切なのが、食事として摂取する「抗酸化栄養素」です。
動脈硬化の発症に大切なのは、①悪玉(LDL)コレステロールの血管への染みつきだけでなく、②善玉(HDL)コレステロールによる血管からのコレステロール引き抜きも重要です。①と②のバランスにより動脈硬化の進行が決まります。
LDLコレステロールの染みつきとHDLによるコレステロール引抜きのバランスで動脈硬化が進むかが決まる
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私たちは、抗酸化サプリのアスタキサンチンが動脈硬化に存在する悪玉細胞、マクロファージからのHDLによるコレステロール引き抜きを増やすことを権威ある国際医学雑誌に報告しています。また、ヒトにおいてもアスタキサンチンは血中のHDLコレステロールを増加させることが知られています。
このようにアスタキサンチンの補充は、不足した「抗酸化力」を補い、動脈硬化発症を抑制することが期待されます。
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水素(H)は最も軽い元素として有名ですよね。水素はH2として空気中に僅かに含まれ、自然界には水(H2Oでしたね)を中心として多くの水素分子が存在します。私たち人間の体も、多くの水素分子で構成され、生命の維持には必須の物質です。酸化ストレスという悪玉の酸素は、生体酸化(「さび」みたいな現象です)を引き起こし、がんや動脈硬化などにつながる物質ですが、水素(H2)はこの酸化ストレスを水に変換して無毒化する作用(抗酸化作用)を持っています。
水素ガスにより動脈硬化が抑えられたことがいくつかの研究により示されています。