循環器病や糖尿病などの慢性疾患でおかかりの方は1~2ヶ月に1回、主治医とお会いになりますね。その際、いろいろ聞きたいことがあることと思いますし、なかには言いにくいこともあるでしょう。
1 他の医師の意見を聞きたい
こ れ、「セカンドオピニオン」といいます。かかりつけ医は信用しているけど、困った症状や病気の診断・治療はやっぱり心配だし、誰か別の医師に相談したいこ とってありますよね。でも、皆さん、そういうことを言い出しづらいようです。僕たち医師にとって、実はそういう申し出は歓迎なのです。まともな医師なら、 診断や治療に自信がなければ誰か他の医師に相談しようとします。そうでなければある程度の自信を持って診療にあたっているわけで、他の医師に診ていただい ても恥ずかしくはないのです。遠慮なくお申し出ください。
2 高額な検査・治療は避けたいのだけど…
手 術などでなくても、特に新しい治療薬など、最近の医療費は高くなってきています。患者様によっては、医療費をなるべく安くあげたい方もいらっしゃるでしょ う。その一つの方法がジェネリック医薬品です(綾織は先発品で処方しますが、薬局でのジェネリック変更は反対しません)。最新の治療薬は従来品に比較し て、効果が高く副作用も少ないのですが高価です。ご希望によりお薬代や検査費用をお安くすることもできます。可能な範囲で考慮します。遠慮なくお申し出く ださい。
3 薬の飲み忘れがあり日数調整してもらいたいけど、言いにくいな~
高 血圧などの生活習慣病では困った症状がないと飲み忘れが多くなります。不真面目な患者だと思われたくなくて、「余っている」と言いづらいそうです。実は、 僕たち医師は患者様が薬を飲み忘れることを前提に診療しています。なかにはお薬をゴミ箱に捨ててしまう方もいっらしゃいます。配合薬や服用のタイミングな ど、できるだけ工夫をしていますが、お薬が余っている場合は遠慮なくお申し出ください。その際、残り日数を記した薬のリストを持参いただけると大変助かり ます。