足の動脈の狭くなる病気—末梢動脈疾患(PAD)

歩けば歩くほど足が痛い、といった症状を「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」といいます。
 
この間欠性跛行が出る病気は2つ、①末梢動脈疾患(PAD)と ②脊柱管狭窄症です。
この2つは高齢男性に多く、見分けるのが難しいですが、②は歩かなくてもじっと立っているだけで痛みがでること、前屈みの姿勢で楽になることが特徴で、その点が①と異なります。
写真は足の血管が途中で完全につまり、足への血流が低下した患者様です。こういった病状がさらに悪化すると、場合により足を切断することもあります。
  

  

 
PADは、その他の動脈(冠動脈・脳血管)におきるそれと同じようなメカニズムで起き、その危険因子は共通で、特に糖尿病と喫煙が大事です。事実、PAD患者には冠動脈・脳血管の動脈硬化が高率に合併します。

  
 
足の動脈硬化の診断は、ABI検査(足関節上腕血圧比)で行います。ABIは、足首と上腕の血圧を測定し、その比で表したものです。この検査がきっかけになり、上述のように他の動脈の動脈硬化病変が見つかることもあり、簡便なため、広く普及しています。
 


 

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